お庭のお手入れで、一番手間がかかって大変なのが雑草の処理ですよね。
今回は、そのなかでも特に駆除が難しいと言われている「スギナ」について取り上げます。
スギナに悩む皆さまの負担が少しでも軽くなるよう、効果的な駆除・対策と知っておきたいポイントを分かりやすく整理しました。
スギナ駆除・対策で知っておきたい5つのアプローチ(NG行動も解説!)
こちらでは、スギナへの対処法としてよく挙げられる5つのアプローチをご紹介します。
それぞれの特徴やメリット・デメリットをまとめました。ご自宅のお庭の広さや、お手入れにかけられる時間・体力に合わせて、無理のない方法を選んでみてくださいね。
1.草むしり
シンプルに手作業で草取りをする方法ですが、スギナにはおすすめできません。
スギナを抜いたときに根が千切れていくつかの断片になると、それぞれの断片から1本ずつスギナが生えてきてしまうので、毎年処理する必要があります。場合によっては、以前より増えてしまう可能性もあります。
【今回の主観評価】
おすすめ度:★☆☆☆☆
お手軽度 :★☆☆☆☆
解説 :使う道具はシャベルや軍手、ビニール袋とご家庭でも揃えやすいものばかりですが、手作業での駆除は非常に困難です。抜き方によっては、以前よりスギナが増えてしまう場合もあるため注意が必要です。
2.除草剤
薬剤でスギナを枯らす方法です。
スギナに合わせた成分の除草剤を選ぶのがポイントとなります。スギナには、葉や茎から作用して、根まで枯らす効果のある『茎葉処理型除草剤』が特におすすめです。一部メーカーの除草剤には『スギナに有効』といった記載のある商品も。ドラッグストアやホームセンターでも購入が可能です。4月から6月の晴れの日を狙って散布しましょう。
【今回の主観評価】
おすすめ度:★★★☆☆
お手軽度 :★★★☆☆
解説 :除草剤は適切なものを、適切な時期に使うことによって、きれいに駆除できる可能性が高まります。ただし、周囲の植物にも影響が出る可能性がありますので、ガーデニングなどでお気に入りの植物を近くで育てている方は注意が必要です。
3.熱湯を撒く
ご家庭で用意ができる一般的な雑草の対処方法として、沸騰したお湯を撒くというものもあります。一見、薬剤を使わないので安全そうに思えますが、熱湯をかけても根に届くまでに冷めてしまい、地上に出ている部分にしか作用しないことがほとんどなため、再び生えてきてしまう可能性が高いです。また、熱湯をお庭まで運ぶのはなかなかの重労働。こぼしてやけどを負ってしまう可能性もありますので、おすすめできません。
【今回の主観評価】
おすすめ度:★☆☆☆☆
お手軽度 :★☆☆☆☆
解説 :除草剤などを用意する必要が無いので、お手軽に感じるかもしれませんが、除草する範囲が広いと重労働になってしまうことや、熱湯でやけどを負ってしまう可能性を考えると、小さなお子様やペットのいるご家庭では、避けた方が無難かもしれません。広範囲では効果は見込めませんので、塀やコンクリートの隙間などの狭い範囲向けの方法と言えるでしょう。
4.塩を撒く
最初にお伝えします、こちらはおすすめ出来ません。
塩を撒くことで土の中の塩分濃度を高め、雑草を脱水状態にすることができます。効果は非常に強く、薬剤を使わないので一見安全に見えますが、塩は土の中では分解されずに残ってしまうため、他の植物も一切育たなくなります。他にもお家の土台(基礎)や配管へのダメージの原因にもなりかねません。塩は雨で流れますが、流れた先に別の家や川などがある場合、悪影響をもたらしてしまいます。
【今回の主観評価】
おすすめ度:☆☆☆☆☆
お手軽度 :★★★★☆
解説 :一見すると簡単で安全な方法に見えますが、デメリットが大きく、後々のトラブルの元になる可能性が高いので、他の方法を検討しましょう。
5.防草シート
あらかじめ、スギナなどの雑草を刈り取ったあとに、除草剤の散布をしてから、地面に遮光性のシートを敷く方法です。日光を遮ることにより、雑草が光合成できなくなるので、成長を防ぐことができる、という仕組みです。
【今回の主観評価】
おすすめ度:★★★★★
お手軽度 :★☆☆☆☆
解説 :初期費用や防草シートを敷く手間はありますが、その予防効果は非常に優秀です。シートを敷いたあとは、人工芝や砂利を敷き詰めることができるので、お庭の印象をガラッと変えることも可能です。防草シートは耐用年数によって差がありますので、今後の計画やご予算に合わせて適したものを選ぶことが重要です。 また、防草シートを敷く際は、端までしっかり敷き、ピンを刺した穴や、複数枚敷いた際の境目には専用のテープを使って隙間を塞ぐことで、隙間から雑草が生えることを防ぐことができます。
一度敷いてしまえば、草むしりの手間はほとんど必要ありません。人工芝や砂利でお庭の印象を変えたいという方にもおすすめの方法です。
まとめ
以上が、手強いスギナへの駆除・対策と注意点です。
生命力も繁殖力も非常に強く厄介な雑草ですが、特徴をとらえて正しく対処していけば、きれいに整えることができます。除草剤は散布する時期が決まっていますが、防草シートはスギナが繁茂している時期でも充分効果が得られます。
「どうしても自分で作業をする時間が取れない」「除草剤や防草シートを自分で選んで作業するのは難しそう」という場合は、お庭のお手入れをしてくれる専門の業者に相談してみるのも一つの方法です。
お庭は、毎日目にする大切な暮らしのスペース。だからこそ、ご自身だけで無理をして、大変な思いをする必要はありません。スギナの強さにちょっと困ってしまったときは、ご自身のペースで少しずつ試してみたり、ときにはプロの力を借りてみたりしながら、心地よいお庭づくりを楽しんでくださいね。