お掃除や洗濯、炊事など、生活を送る上で欠かせない家事。
毎日行うとなると、体力的につらいという方も多いのではないでしょうか。
「最近、掃除をすると腰が痛くなって……」
「高いところの電球を替えるのが少し怖い」
そう思いつつ、年齢を重ねても「できるだけ自分のことは自分でやりたい」という方も多いかと思います。しかし、無理をしてしまうと思わぬケガや事故につながることもあります。
この記事では、どのような家事を専門サービスに頼むべきか、見極めるポイントを分かりやすく解説します。
ご自身でできることと専門の業者に頼むことのバランスを知り、より安全で快適な毎日を過ごしましょう。
見極めのポイント
見極めのポイントは、大きく分けて以下の2つです。
2.健康を損なうリスクがある家事
これらは、無理をして行うと思わぬ事故やケガを引き起こす原因になります。
ご自身やご家族での作業が難しいと感じたら、一度プロに相談することも検討しましょう。
以下にリスクの高い家事を解説しますので、ぜひ参考にしてください。
ケガのリスクが高い家事
① 高い場所の作業(電球交換・棚の掃除など)
高い所の作業には、三脚や脚立が必要です。
不安定な椅子や踏み台に乗って作業をするのは避けましょう。
ほんの少しバランスを崩しただけでも、大きなケガにつながる恐れがあります。
② 低い場所の作業(床掃除・お風呂の掃除など)
床の雑巾がけや浴槽の掃除など、中腰やしゃがんだ姿勢を続ける作業は、腰や膝、肩に大きな負担がかかります。
特に関節に痛みがある方にとっては、痛みを悪化させる原因になりかねません。
③ 重いものの持ち運び(家具の移動・荷物整理など)
「少し動かすだけだから」と、無理に重いものを運ぶのは禁物です。
腰を痛めてしまったり、関節を痛めたりする原因になります。
特に、重い荷物を持ったまま階段を上り下りする作業は、転倒のリスクも高まります。
健康を損なうリスクがある家事
家事の中で注意が必要なのは、ケガだけではありません。
知らず知らずのうちに体に負担をかけ、健康を損ねてしまうリスクもあります。
① 強い洗剤を使う作業(カビ取り・換気扇掃除など)
カビ取り剤や油汚れ用の強力な洗剤を扱うときは、刺激臭や薬剤の飛散に注意が必要です。
最近は、市販品でもプロ仕様の強力な洗剤が手軽に買えるようになりました。
それらを使用する際には、安全のために換気や手袋、マスクでの保護が欠かせません。
「においが強すぎて掃除ができない」「手や肌が荒れてしまう」といった不安がある場合は、お掃除のプロに任せるのが安心です。
② 熱中症のリスクがある作業(草むしり・屋外清掃など)
炎天下での屋外作業は、熱中症を引き起こす危険性が非常に高くなります。
消防庁の発表によると、2024年6月の熱中症による救急搬送者数は約1万7,200人にのぼり、過去最多となりました。(※総務省消防庁「令和6年6月の熱中症による救急搬送状況」より)
「これくらいなら大丈夫」と思わず、暑い時期の屋外作業は無理に行わないことが大切です。
③ 長時間集中する作業(細かい掃除・お部屋の整理整頓など)
模様替えや、細かい場所の拭き掃除などは、つい集中して長時間作業になりがちです。
同じ姿勢を続けたり、指先や手首を使いすぎたりすると、肩こりや関節の痛みを引き起こすことがあります。
こまめに休憩を挟むか、時間のかかる作業は誰かに手伝ってもらうことを考えましょう。
高齢者におすすめの「代行に頼むべき家事」ランキング

1位:草むしり(草抜き)
夏の暑い時期や、腰をかがめての長時間の作業は、ご高齢の方には負担の大きい作業です。
熱中症対策はもちろん、長時間の間中腰での作業になるので、膝や腰の痛みを引き起こす原因にもなります。
体力に不安のある方は特におすすめです。

2位:家具の移動・模様替え
ベッドやタンスの移動、重い荷物の整理などは一人では難しいもの。
重い物を無理に持ち上げると、ぎっくり腰など思わぬケガを負ってしまう可能性もあります。
体調や体力に不安のある方におすすめの作業です。

3位:電球交換などの高所作業
脚立や三脚に登っての作業はバランスを崩しやすく、ケガの原因にもなりやすいです。
電球の交換や棚の上のホコリ取りなどは、腕をずっと上げていなければならない場合もあるので、更につらいかもしれません。
体のバランス感覚に不安のある方は、プロに相談した方が賢明と言えるでしょう。

4位:網戸・障子の張り替え
網戸や障子の張り替えは、きれいに仕上げるのにコツがいります。
取り外しや取り付けにも力がいりますので、ご自身やご家族だけで行うとすると重労働となります。
技術や体力の面で心配な方におすすめの作業です。

5位:庭木の剪定・水やり
庭木や植木のお手入れも、こまめに行うとなるとなかなか大変です。
熱中症の可能性が高い時期のお手入れや水やりは、無理をせず専門の業者に相談することも検討しましょう。
まとめ
「家事を人に頼んでみたいけれど、どこに相談すればいいのか分からない」「些細なことでは相談しづらい…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
しかし、家事代行サービスを利用することは、ご自身やご家族の安全を守るための有効な選択肢です。
心地よい暮らしを続けるための第一歩として、まずは小さなお困りごとから相談してみてはいかがでしょうか。