お庭の手入れで一番大変ともいえる草むしり。
「何回抜いても同じ雑草が生えてきてしまう…」「もっと効率的にお手入れをしたい…」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。
今回は、お庭でよく見かけるしぶとい雑草の種類と、おすすめの駆除方法を、お庭のプロの経験をもとに5段階評価でご紹介します。
(※各雑草に対する評価は、お庭や周囲の状況によって変動する場合がございます。目安として参考にしてくださいね)
お庭に生えていたら注意したい、しぶとい雑草7選
ひとくちに「雑草」といっても、その種類や生態はさまざまです。
今回はお庭でよく見かける雑草の中から、とくに注意しておきたいものをピックアップしてご紹介します。
ドクダミ
触ると独特なにおいを放ち、抜いても抜いても増えてきてしまうお庭の厄介者。地下に張られた根から増えるので、草抜きなどで一見駆除できたように見えても、取り忘れた根から復活…ということを繰り返しがちです。
【有効な駆除方法】除草剤、防草シート
【評価】
駆除難易度:★★★★★
コスト :★★★★☆
解説 :繁殖力と生命力が非常に強い雑草で、根絶がとても難しい雑草です。
手作業で抜くよりも、ドクダミに特化した除草剤や防草シートで根絶を狙う方が良いでしょう。以上のことから、駆除難易度は最高の★5、コストは防草シートを張る場合があることを考慮すると★4となるでしょう。
スギナ
春によく見られる、杉の木に似ている雑草です。ツクシと同じような場所に生えますが、実はツクシはスギナの一部。地下茎で繋がっており、ツクシは胞子を撒く役割を担っています。胞子は撒きますが、基本的には地下に張られた根から増える植物なので、ドクダミ同様なかなかしぶとい雑草です。
【有効な駆除方法】除草剤、防草シート
【評価】
駆除難易度:★★★★★
コスト :★★★★☆
解説 :こちらもドクダミと同じように生命力と繁殖力が非常に強く、厄介な雑草です。スギナに特化した除草剤を使うか、防草シートを敷くことをオススメします。
スギナに特化した除草剤は、ドラッグストアやホームセンターでも販売していますので、気になる方はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ヤブガラシ
フェンスや庭木に絡みつくツル状の植物で、とても繁殖力の強い雑草です。他の植物を覆いつくすほど繁殖してしまい、「藪を枯らす」ことからこの名前が付けられているそうです。ドクダミやスギナと同じように、地下に根を張って増えます。
【有効な駆除方法】除草剤、防草シート、掘り起こして根を抜く
【評価】
駆除難易度:★★★★★
コスト :★★★★☆
解説 :ドクダミとスギナと同じように、生命力と繫殖力が非常に強い雑草です。
生えている範囲が少ないうちは、手作業で抜き取る方法でも駆除は可能ですが、根が少しでも残ってしまっていると、再び生えてきてしまうので、現実的ではないかもしれません。こちらもやはり、根まで枯らすタイプの除草剤(非選択制除草剤と表記のあるもの)や防草シートが特に有効でしょう。
ゼニゴケ
コケの一種で、地面を覆うように平らに広がる姿が特徴です。雑草用の除草剤は効かず、手作業の場合は雑草のように引っこ抜くことが出来ないため剥がすように駆除しなければならないので、なかなか手間がかかります。湿気のある日陰を好んでおり、生命力と繁殖力が非常に強く、家屋や塀の影、庭木の裏などに生えやすいです。
【有効な駆除方法】手作業で剥がす、ゼニゴケ専用の薬剤
【評価】
駆除難易度:★★★☆☆
コスト :★★☆☆☆
解説 :少量であれば手作業で剥がしてから、乾燥し、処分する方法で良いでしょう。広い範囲で生えてしまった際には、ゼニゴケ専用の除草剤がオススメです。
日当たりの良い場所を嫌うため、植木の剪定を行い、風通しと日当たりを良くすると効果が表れる場合もあります。防草シートを張ってもシートの下で育ってしまうため、ゼニゴケの駆除に防草シートは不向きです。その分コストは抑えられますが、完全に駆除するには時間がかかるかもしれません。
カタバミ
黄色や紫の花と、クローバーのような三つ葉が特徴の雑草です。その可愛らしい姿から、 オキザリスなどの一部の近縁種は園芸品種としても人気がありまが、野生のカタバミは他の雑草と同様に地下茎で繁殖し、群生しやすい手強い雑草です。
【有効な駆除方法】根を掘り起こす、除草剤、防草シート
【評価】
駆除難易度:★★★☆☆
コスト :★★★☆☆
解説 :手作業で駆除する際は、根ごと掘り起こす作業を数日おきに繰り返し行いましょう。市販の除草剤でも有効ですが、あまりに増えすぎてしまった場合は防草シートを張ることも視野に入れておいた方がいいかもしれません。基本的には手作業か除草剤で対処が可能と判断して、難易度・コストともに★3としています。
オヒシバ・メヒシバ
イネ科の雑草で、細い葉や穂の形など、イネによく似た見た目をしています。メヒシバはオヒシバに比べて全体的に細く、オヒシバはメヒシバと比べて太くしっかりしている傾向があります。日の当たる場所を好み、夏になると一気に増えるのが特徴です。
【有効な駆除方法】草抜き、イネ科に効果のある除草剤
【評価】
駆除難易度:★★☆☆☆
コスト :★★☆☆☆
解説 :少量であれば手作業でも駆除は可能です。その際は、種を地面に落とさないよう注意しましょう。増えすぎてしまった場合は、イネ科に効果のある除草剤を散布する方法が有効です。広範囲に生えてしまった場合は苦労しますが、ドクダミなどの強力な雑草と比べると、まだ対処がしやすい雑草です。よって評価は難易度・コストともに★2となりました。
コニシキソウ
地面を這うようにして生える姿が特徴の雑草です。乾燥した土を好み、繁殖力が強い性質を持っています。茎を折ると白い乳液が出ますが、こちらは皮膚に付くとかぶれる場合があるので要注意です。
【有効な駆除方法】草抜き、除草剤
【評価】
駆除難易度:★★☆☆☆
コスト :★★☆☆☆
解説 :前述したように、白い乳液でかぶれてしまう可能性があるので、手作業で駆除を行う際は必ずゴム手袋などを着用し、抜いた草はビニール袋などに入れましょう。根が残っていると、そこからまた増えてしまうので、根を掘り起こすように抜くのがポイント。こちらも、増えすぎてしまった場合には除草剤を活用すると効果的です。こちらもオヒシバ・メヒシバと同等の評価となりました。
知っておきたい!お庭に合わせた「除草剤」と「防草シート」の選び方
お庭をすっきりと美しく保つためには、しぶとい雑草の特徴に合わせた正しい対策グッズの選び方が大切です。
1. 除草剤の選び方
除草剤には、大きく分けてすべての植物を枯らす「非選択性(ひせんたくせい)」と、特定の雑草だけを枯らす「選択性(せんたくせい)」があります。
・ピンポイントで枯らしたい場合:大切に育てているお花や芝生の近くであれば、周辺の植物に影響を及ぼしにくいもの、または手作業を組み合わせるのがおすすめです。
・全体を一度にリセットしたい場合:ドクダミやスギナなどが生い茂る場所には、根まで強力に届く「非選択性」の液体タイプが便利です。
2. 防草シートの選び方
防草シートは、日光を遮ることで雑草の成長をストップさせる優秀なアイテムです。
・遮光性と耐久性をチェック:スギナのように突き抜ける力が強い雑草には、織り目のない「高密度不織布タイプ」のシートがぴったり。光をしっかり遮断して復活を防ぎます。
・敷く前の準備がコツ:防草シートを敷く前の準備として、できるだけ雑草を根から取り除いて平らに整えておくことで、シートの隙間から新たな雑草が生えるのを効果的に防ぐことができます。
まとめ
今回はお庭によく生える、しぶとい雑草をご紹介しました。
これから気温が上がり、植物たちが元気になる季節です。まずは一度、お庭の様子をチェックしてみてはいかがでしょうか。
「自分だけで手入れをするのは大変だな…」「どう対策したらいいか分からない」というときは、無理をせずプロの力を借りるのも一つの手です。ぜひご自身に合った方法で、すっきりとしたお庭をキープしてくださいね。